新 刊 重 留 香 苗
句集 七 つ の 子
序 加 古 宗 也
鮎焼いて夫たる事の寧かりし
鱧食べて五十路女の姦しき
茶畑をめぐる柩に茶師の父
木守柿母口遊む「七つの子」
熱燗や夫に薩摩隼人の血
本 阿 弥 書 店
鮎焼いて夫たる事の寧かりし
鱧食べて五十路女の姦しき
茶畑をめぐる柩に茶師の父
木守柿母口遊む「七つの子」
熱燗や夫に薩摩隼人の血
本 阿 弥 書 店
題字 加 古 宗 也
序句 加 古 宗 也
撮影 岡 田 和 男
いつの間に孫が隣に初諷経
ふんはりと鴉の着地して春田
蛇のこと妻には言わず急ぎ足
東京へ皆帰りけり法師蟬
職退きてよりの村役神迎へ
私家版